急告  甲子川より

甲子川は県内で市街地を流れる河川としては盛岡の中津川と唯2本だけの漁業権の設定されていない川です。
釜石市は昭和30年代当時の地域、環境状況に拠り漁業権設定を棚上げにし、市民レクリエーションの場として鮎、やまめ、ウナギ等を放流し円滑な運営を図ることとし、以来、市役所、新日鉄、釜石鉱山が資金を出し、これに協力会がボランティアとして事務局を市役所水産課に置いて活動しております。
魚族資源保護増殖の為、岩手県内水面委員会指示への、漁期、漁法、漁場等申請は会議に拠り決定し、水産課に申請していただきます。
運営資金は釣人、新日鉄、釜石鉱山様、その他法人様、河川環境に関心深い人々等による協力金(寄付金)によってまかなわれております。
昨年度より地域会議に予算が計上されるようになり心強く感謝しています。
寄付者は毎年約200名前後で金額にして1人平均2000円程です。
私達は河川を利用しての営利行為は禁止されておりますので、この金額は1日の遊漁料とか1年の鑑札料といったものでは無く、全て当年の増殖の為の鮎、ヤマメ、イワナの稚魚代金の支払いに殆ど100%当てられます。
毎年の放流実績はヤマメ20kg以上、イワナ10kg、鮎200kg以上を50年積み重ねております。
もちろん当然寄付を行わなくても誰でも甲子川、小川川での釣りは自由です。
私達は甲子川魚族資源の維持、増殖の為釣人の賛同を得、天然鮎遡上に大事な鮎産卵場の保護に9月15日以降の五の橋より汽水域の矢の浦橋迄を禁漁としています。
これ程の保護体制をとっている河川は県内には無いと思います。
さらに河川環境美化促進にアースデーへの参加や釣人団体の清掃活動、児童を対象に稚魚放流会、釣規則遵守のための漁業監視員の巡視、魚道機能維持の陳情、遊漁期間、方法、マナー等の周知のための新聞や広報誌、ITを利用しての掲載等の活動をしております。
市街地を流れる小河川はいつでも誰でも気楽に楽しむ事が出来又その事によって河川回りの環境保全に役立ち市民皆で(釣人にかぎらず)見守ってゆく甲子川を決して唯のハンティングの場にしてはならないと思います。  
現在この様な全ての活動により魚族資源量は県内有数と自負する川となり、なおかつ市民誰でも川で遊び、気楽に英気を養う事が出来る場になっていると思います。
いわば50年に亘って市民全員の当然の権利に近くなっております。
これから先もこれまで通りに市民が直接のコミット出来る様なシステムを続けて行くこが大事ではないでしようか。
採捕目的の一部の団体が強い権利を有することが市民へのメリットがあるかどうか考えると非常に皆様と同様疑問に思えます。
私達協力会が現在行っている方法、善意による寄付された方、されない方と不公平感は有るかもしれませんがそれを上回る釣人自身の満足感や貢献感は何物にも換えがたいとおもいます。
過去約50年間財政破綻も起こさず、市の負担も最小限に止め活動を継続している甲子川鮎釣協力会へ賛意と共に御寄付をこれからもよろしくお願いいたします。
今年からは地域会議様への予算付もあり義務放流数は完全にクリアー出来る事になりました。
なお10年程前より鮎の天然遡上が増えてきております。
理由としては自然条件、下水道整備、人口減少、鮎産卵場の保護が考えられます。